ミクロの百日間戦争

ミクロマンやそれにマッチする小物類のレビューなどをつらつらと…

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アカツキの事件簿・劇場版「二大アクロイヤー軍団進撃(シャングリラSIDE)」6

劇場版2

*前回の話はコチラとなります。
*『二大アクロイヤー軍団進撃』(全八話予定)はmisodrillさんの「玩具劇場ガンバランス」様とのコラボストーリーとなっております。ホタルミSIDEの話はコチラとなります。

シャングリラ市街で暴れ回るAT-TEは鎮圧された。その指揮を取っていたXANINのアクロボネスは形勢不利を見て逃走を図るが、その背後にはゼロスとテンマのコンビが追撃をしていた…。

「チクショ、どーしてこうなるのよ。マジ最悪じゃね? それもこれも手下供がノータリンのせいだっつーの。もうちょいマシな手下を用意してくれりゃもっと大暴れ出来たってのに、全部ハザドのジジイが悪いんだよね。僕が悪いワケじゃねーから」

胸の内のムカムカを吐き出すように部下や参謀に対して散々悪態を吐きながら、アクロボネスはシャングリラの空を駆けていく。そもそも高見の見物でAT-TEに好き勝手に暴れさせてロクに指揮など取っていなかったので人のせいにするのもおこがましいのだが、都合の悪い記憶は既にボネスの頭からは消去されている。
今、頭の中にあるのは如何にこの失態を部下達のせいにしてスコールに報告するのかの一点のみ。その心配も自らを副官として買ってくれているスコールならば大したお咎めなど無いであろうとたかを括っているので然程心配もしていないのだが。

背後を確認する限り追っ手が掛かっている様子も無い。ボネスは速度を緩めながら少しでもホタルミへの帰還を遅らせつつ言い訳を考えようとしていた。

劇場版3

「見えたぞ。…射撃に支障が出る。もう少し車体を安定させろ」

「無茶言わないでくれって。片手運転の上に二人乗りでこのスピードなんだから。いつも自慢してる射撃の腕なんだし上手く当ててくれよっ」

「チッ…仕方無い。撃つぞ」

ボネスは気がついてはいなかったのだが彼が飛来する位置より遥か下の道路を追撃してくる一台のバイクがあった。それに跨るのはミッションフォースのゼロスとテンマ。テンマが駆るバイクの後部座席に座ったゼロスは狙いを定めながら銃口を向けると、有効射程に入ったところで引き金を絞る。その銃弾は狙い誤る事無くボネスの背中へと吸い込まれるように飛来していく。

劇場版4

「フギャッ!」

突然の痛み。追っ手が来ている事にまるで気がついていなかったボネスは背中に走った衝撃と痛みに体を仰け反せると、そのまま錐揉みしながら落下していく。
そこで漸く攻撃を受けた事に気がつき、どうにか体勢を立て直そうとするのだが、丁度銃弾が当たった辺りが翼の根元の辺りの為に翼を動かそうにも痛みで上手く動かす事が出来ない。そうこうするうちに地面は見る間に接近してきて、ボネスは血相を変えて悲鳴をあげた。

「ウワッ、ちょ、止まれっ! ウワァ~~~ッ!!」

3

「あ、落ちた…」

「…郊外の森の辺りだな。ヤツが動き出す前に仕留めるぞ」

「了解っ。けど仕留めるんじゃなくて確保するんだからね? いいねっ」

「………」

劇場版5

「アイテテ…今日の僕、天中殺? 何で僕がこんな目に…酷すぎるっての」

幾度も枝にぶつかりへし折りながらボネスは森へと落下していく。幸い墜落した場所が茂みであった事も幸いして然程のダメージは負ってはいないが、立て続けに訪れる不運に見舞われる我が身を嘆きながらボネスが体を起こすと、そこには自分をこのような状況へと追い込んだ二人のミクロマンが待ち構えていた。

劇場版7

「指名手配のアクロイヤー、XANIN所属の骨忍アクロボネスだな。大人しく縛について貰おうか」

一対の棍を構えるミクロマン・テンマが凛とした声を発する。その隣では厳しい視線と共にゼロスが銃口を向けていた。だがその厳しい視線を物ともせずにユラリと立ち上がったボネスは辺りを見回すと拍子抜けしたように口を開く。

「え? 追っ手ってオマエ達二人だけ? それで僕の事捕まえようと思ってんの? なんか凄いムカツクんですけど。そんなの無理に決まってんじゃん」

「…随分とデカイ口を叩くな。寧ろ逆だ。オマエ程度、俺一人居れば充分だ…」

「デカイ口叩いてるのはどっちだっての。僕がホタルミのミクロマン達と戦った時の事、知らないのか…よっ!」

劇場版8

ゼロスとの言葉の応酬。その言葉尻が終わるよりも早く、猛然と突撃してきたボネスの剣が振り下ろされる。咄嗟に飛び退って距離を離すゼロスと、剣先を棍棒でいなすテンマ。ホタルミのミクロポリスとボネス達XANINが交戦した件については二人も聞き及んでいる。その圧倒的なパワーの前に苦戦を強いられたという事も。だがしかし…

「知っているさ。凄いパワーだってね。けど、柔よく剛を制すって知ってる?」

ボネスの攻撃を捌きながらもどこか余裕を持った表情でテンマが呟く。元よりボネスの圧倒的なパワーを正面から受け止めるつもりは無い。正体不明の敵と交戦する形となったオウゴ刑事達のケースとは違い、今回は戦う相手の事を事前に知る事が出来た。相手の実力を知っていれば手の打ちようも有るのである。

劇場版8

「喰らえっ…!」

ボネスの攻撃を跳躍して回避したゼロスは、背後にあった大木を足場にすると体勢を整える。それと同時に銃声轟かせて放たれる二つの弾丸。それはテンマと交戦するボネスの足元へと叩き込まれていく。更に着地後にもう二発。何れもボネスの動きを封じるように足元を狙っていた。

劇場版9

「あぶっ、あぶねっ!」

「ソリャーッ!」

叩き込まれるゼロスの弾丸に踊るように足を弾ませるボネス。その不安定なバランスになったところへ更にテンマが襲い掛かった。剣を片方の棍で払い、裂帛の気合と共にもう片方の棍が突き出す。その棍を避けきれずに腹部に喰らってしまったボネスは、そのまま勢い良くズデンと大地へと押し倒されてしまう。

劇場版10

「グハッ!」

「勝負あった。ジタバタすんなっ」

瞬く間に二本の棍と足で抑え込まれてしまうボネス。パワーでは確実にこちらの方が上なのに、どういう訳か如何に暴れようとしても起き上がる事が出来ない。それをさせずにいるのがテンマの見事な捕縛術なのだが、ボネスはその事には気付かずにジタバタと暴れ回ろうとする。

「クソッ。このっ、このっ! どけってーの」

「…見苦しく足掻くな。それとも指1本動かせないようにしてやろうか?」

コツコツと近寄ってきたゼロスが銃口を頭部に向けたところでジタバタと足掻いていたボネスの様子がピタリと治まる。恫喝の言葉と共に向けられたゼロスの眸に底知れぬ闇のような色を見つけたからである。それはまごう事無き殺気の色…。

(ヤ、ヤベエ? 僕、ここで殺されるの? ちょ、聞いてないんだけどっ)

その懸念を証明するかのように、ゼロスの眸の色は更に濃さを深めていく。握られた拳銃はボネスが暴れるのを止めたにも関わらずにギリギリとトリガーが絞られていこうとしていた。

「…ゼロス? 何しようとしてるんだ? こいつは確保して連れ帰るんだぞ」

「どうせこの程度のやつ、末端に過ぎん。それよりもこいつのせいでこの街がどれだけの被害を産んだと思う? それを考えたら、今ここでコイツを始末する事に何の躊躇いがあるというんだ…」

「駄目だ!」

ゼロスの様子に危うさを感じたテンマは自らの相棒に制止の言葉を放つ。その瞬間、僅かに拘束する力が緩んだ隙をボネスは見逃す事は無かった。突如その頭部がクルリと反転し、勢い良く体を跳ね起こさせる。

劇場版11

「ムッキャー!」

「うわぁっ!」

奇声をあげると共に先程とは比べ物にならない程のパワーを発して立ち上がったボネスに二人は弾き飛ばされてしまう。ドクロのような頭部をカラカラと振るわせながらまるで性格が変わったかのようにハイテンションになったボネスの下品な笑い声が森の中に響く。

「ギャハハッ。余所見こいてんじゃねーよっ! お前らボクチンの事舐めすぎじゃねー? ボネス様の真のジツリキはこの程度じゃないんだよーんっ。今から目に物見せてやるから覚悟しなー。ケチョンケチョンに踏み潰してやるぜーーーっ!!」

その言葉通りにボネスの体は真の実力を披露しようと、ゼロス達の目の前で大きな変化を遂げようとしていた…。

・・・・・・・・・・

本日は年明け一回目のミクロストーリーであるアカツキの事件簿・劇場版「二大アクロイヤー軍団進撃(シャングリラSIDE)」6です。全七話の予定でしたが一話伸びて全八話となりました。もしかしたら全九話になるかも…? 何れにしろ今月中には終わる予定なのでもう暫くお付き合いくださいませw

今回のお話ではアカツキの事件簿中、初めてアカツキが出なかったお話でもあります。そういえば年明けてからアカツキはまだ出番が無いかも(笑) 今回は初めてテンマの活躍シーンを出したのですが、アクションシーンの演出が今ひとつ上手くいってないですね。要修行という事で; そしてボネスくんのハイテンションモード、今まで以上にお馬鹿な感じになってしまったのですがこれでいいんでしょうか? misodrillさん、イメージと違ってたら申し訳ないです(汗

ミクロストーリーの次回は来週水曜日の予定です。本日はアカツキの事件簿・劇場版「二大アクロイヤー軍団進撃(シャングリラSIDE)」6でした。
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この記事のコメント

ビンテージさん、今更ですが、あけましておめでとうございます♪
今回は「シャングリラのザ・マシンガンズ」ことテンマ君&ゼロス君の活躍編ですね♪
案の定ボネス君の扱いをめぐって紛糾する二人、そしてその隙を衝くボネス君。
果たして、二人の運命や如何に!?
そして、ボネス君は「骨竜戦車」までイッちゃうのでしょうか??
ポチ♪


2009-01-08 Thu 00:38 | URL | 通りすがりの遊び人 #DdiHOXp.[ 編集]
今回もボネスのナチュラルハイっぷりが良いです!
ハイテンションモードもグですよ。元々バカキャラ、ですし、実を言うとこのモード、特に深く考えてませんでした(笑)。
武器、考え方、カラーリングに到るテンマとゼロスの対比も上手いです!
ポチ!
2009-01-08 Thu 12:55 | URL | misodrill #-[ 編集]
ゼロス&テンマのコンビ、いいですねぇ。しかし
それ以上に…………ボネス君!!いいぞ!
ブッとんでて!(笑)ビンテージさんの書く
彼、すっごく好きになりましたよ~
2009-01-08 Thu 22:23 | URL | 六畳一間 #WzzJX4NY[ 編集]
いよいよ大詰めですねー。しかも七話から八話に延長とのことで、読者としてはもう嬉しい限りです。ゼロスくんとテンマくんはもうコンビで決まりですね。
ボネスがどんな大暴走を繰り広げるのか次回も楽しみです~。
2009-01-09 Fri 02:31 | URL | Edison #-[ 編集]
話数が増えるとは!読み手からすると大変嬉しいのですが、ビンテージさん的にはちょっと大変ですね(^^;
文章もアクションシーンも素晴しいと思いますよ♪
次回も期待大でお待ちしております(^^)ポチ!
2009-01-09 Fri 14:05 | URL | 龍牙 #-[ 編集]
>遊び人さん
あけましておめでとうございますー。シャングリラのマシンガンズ…いい渾名ですw チームプレーが上手く行くと強い二人なのですが噛み合わないのもこの二人ですね。ボネスくん、次回は本領発揮ですw

>misodrillさん
拍手有難う御座いますー。ハイテンションモード、イメージを損なってないようなら良かったです(ほっ) ゼロスとテンマ、漸くコンビで活躍させる機会がやってきましたw

>六畳さん
ボネスくんはどんどんと自分から動いてくれたり喋ってくれたりする魅力的なキャラですね。こういうコメディリリーフでありながら強敵みたいなキャラ、ビンテージも大好きですw

>エジソンさん
話数ですが、多分もう一話増えて計9話となりそうです; ゼロスとテンマは製作段階からコンビで考えてたのですがここまで二人で活躍させる機会が無かったので今回それが描けて嬉しかったです。

>龍牙さん
拍手有難う御座いますー。話数を増やさないと一回の話がえらく間延びしてしまいそうなので分割しつつお送りしていこうかなと考え直しましたw 次回も満足して戴けるように頑張りますーっ。
2009-01-09 Fri 15:19 | URL | ビンテージ #3fSe.YNE[ 編集]

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